2枚目のアルバムを発売する頃には、“メロディメーカー”スティングの評価は更に高まり、アメリカツアーが本格化すると、「世界のポリス」は突然やってきた。本国イギリスのラジオ局は勿論、アメリカのラジオ局までもが「ロクサーヌ」をヘヴィローテーションで掛けまくり、それまでセールスという点では浮かばれなかったファーストアルバムが、鬼のように売れ始めたのである。ポリスを知らない人は、その当時いなかったのではないか、と言っても過言ではないでしょう。
シングル「エヴリー・ブレス・ユー・テイク(邦題:見つめていたい)」をリリースすると、それまでポリスのいかなる優れた楽曲をもってしても為し得なかった、アメリカ&イギリス両国でのナンバーワンを獲得。アルバム「シンクロニシティ」は、マイケル・ジャクソンの「スリラー」が発売された年にリリースされたにも関わらず、
17週連続ナンバーワンという凄まじい記録を叩き出したのである。この曲を発売したときに、スティングはこのように語っている・・・
「この曲は、ポリスの事を悪く言った事がある全ての人に、強烈なしっぺ返しとなる。バカ共は今まで散々僕らのことを悪く書いて来たけれど、僕には判っていた。この曲だ。僕にはこれがある。」と・・・
だが、このシンクロニシティを最後にポリスは解散してしまいました・・・その後のスティングはと言えば・・・。御存知のように、ミュージシャンとしては勿論、俳優としても引く手数多の男として地位を確立している。そして、最近になって、また再結成をしたポリス・・・またメロディアスなベースを聞かせてくれることでしょう。
余談ですが、「フィクションプレイン」のベースボーカル、ジョー・サムナーはスティングの息子さんですw
PR