前回は若干手抜きのような・・・(;^_^A でもあのアーティストはみなさんにも知ってもらいたいからですよ!手抜きではないです!てことで今回はちと難しいスケールのお勉強をしませう!
メジャー・マイナーとかのお話はしておいたと思うんで今回は少しつっこんだスケール・・・スケールの理論はギタリストさんも使えるので頑張りましょう!
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音階名
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構成音
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アイオニアン(Ionian)
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P1, M2, M3, P4, P5, M6, M7
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ドリアン(Dorian)
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P1, M2, m3, P4, P5, M6, m7
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フリジアン(Phrygian)
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P1, m2, m3, P4, P5, m6, m7
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リディアン(Lydian)
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P1, M2, M3, +4, P5, M6, M7
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ミクソリディアン(Mixolydian)
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P1, M2, M3, P4, P5, M6, m7
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エオリアン(Aeolian)
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P1, M2, m3, P4, P5, m6, m7
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ロクリアン(Locrian)
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P1, m2, m3, P4, -5, m6, m7
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上の表を見ると「なんやこれ!?」と難しい印象を受けるかも知れませんが、実は全然たいしたことないです。
上の表のスケール郡は「
教会旋法」といって
基本中の基本のスケールです。さぁ全部覚えましょうと言うと、「けっ!だから理論なんてかったるくてやってられへんねん!俺はロックに生きるわ!俺にはスケールなんて必要ないねん!」という声が聞こえてきそう・・・。まぁそうですね僕もいちいち全部覚えてません。
この7つのスケールは実は一つのスケールなのです!
覚えるのは一つだけでいいんです。しかもみなさんはその一つはもうすでにマスターしているはず。というかどんな初心者の人でも知ってるスケールなのです。その「1つ」とは
アイオニアン・スケールです!「そんなスケール知らない!」とは言わないでください。名前は難しいけど、これ
ドレミファソラシドのことです。「C」をP1にしてC・D・E・F・G・A・Bと弾いてください。それが
Cアイオニアンです。そして各音の押さえた場所を
暗記してください。そして各音の押さえる場所は変えず、今度は「D」からスタートして「レミファソラシドレ」って弾いてください。これがドリアン音階。「D (=レ)」音からスタートしたから「
D ドリアン」ていいます。次は「E」からスタートして「ミファソラシドレミ」って弾いてください。もちろん最初に暗記したポジションは絶対変えないでくださいね。はいそれが「E フリジアン音階」です。なんとなく分かってきましたか?つまりこんな具合に
上の表の7つのスケールは兄弟のような関係にあって、どれか1つを覚えると(潜在的に)残りの6つを知っている事になる。結局「同じ7つの音」を使うんだが、どの音からスタートするかで、7つの音階名が生じたわけ。このような関係を「異名同音階」という。だから、アイオニアンのみを徹底的に練習すればいいわけですよ!僕が最初のほうから「どこからでもドレミファソラシドを弾けるように。」って言うてたのはこのスケールをマスターしてもらうためです。最初から理論詰め込んでもしんどいだけですからね。
アイオニアンとかドリアンというのは、いわば「音階の内部構造」を示すもの。だから上で「C アイオニアン」とか「D ドリアン」が登場したけど、「F アイオニアン」とか「F ドリアン」と言われても、それがどんなものだか
論理的にもうわかっていただけるでしょうか?^^
最後にちとトリビア・・・上の表の名称はすべて古代ギリシアの地名に基く。高校世界史をやったらわかるが、Ionian はイオニア自然哲学で有名なイオニア人。Dorian というのはドーリア地方で、スパルタ人が住んでた所。とはいえスパルタ人が常にこの音階で歌ったわけではない。リディア人は世界史上始めて鋳造貨幣 を作った奴ら。ミクソリディアンの「ミクソ」は南という意味だから、リディアの南にあったんやろね。まぁ知ってたからってまったく特にはならんです。へぇ~の一言で終わってしまう知識なので意味ないですねw
まぁ知ったかしたい人は覚えて見てくださいw
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