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まず佐久間正英さんのいたバンド四人囃子っていうのはジャッキーチェンの映画の「酔拳」の主題歌「カンフュージョン」で有名なバンドです。超絶なテクニックをもった集団です。曲もめちゃくちゃかっこいいです。このことを書くきっかけ?となったのが、バンドのギターの子がジャッキーの映画が好きで、「酔拳」をみたときにこの歌に衝撃を受けたそうです。(僕もジャッキーは好きなんですが、歌まで意識してなかった。)言われてみればすごい・・・最初ベースはスラップかと思うくらいバキバキした音を出していて、うまい人はうまいなぁなんて思っていたのですが・・・びっくりしたのはその後で、スラップではなくピッキングだったことです。そこで興味を持って調べていったわけですね。僕自身ピックはやっていたんですが、奥の深さにびっくりして苦手意識を持ち始めていました。(指弾きやスラップよりも奥が深く難しいと僕は認識しているため)そんなときに出会った
佐久間式逆アングルピッキング この弾き方に度肝を抜かれました。
ブリッジ側━━━━━━ ― ━━━━━━━ヘッド側 (水平)
ブリッジ側━━━━━━ \ ━━━━━━━ヘッド側 (前傾)
これが本来のピックの弾き方です。それに対し
ブリッジ側━━━━━━ / ━━━━━━━━ヘッド側
が逆アングルピッキングです。通常のピッキングよりも弦にハード・ヒッティング出来て、更にスラップ奏法よりも強い音が出るので、佐久間に憧れる弦楽器奏者は真似る事が多い。グレイのジローさんとかもこの弾き方。
本当にびっくりするのは音の粒そろいのよさとかスラップと聴き間違えるほどの迫力です。ピック弾きの人はこの奏法おすすめします!コツは三味線の弾き方を見て勉強しましょうと佐久間さんのHPに書いてありました。イメージの仕方がおもしろいですね。
この弾き方はベースのピッキングだけでなく、ギターでも同じことです。ジミヘン(僕大好きです。)もこの弾き方です。多分意識してないと思いますが、なぜなら彼はもともと右利き用のギターを左利きにして弾いていたため自然とこのピッキングになったと思います。でも、ジミヘンのような音を出せるわけです。素敵です。特にストラトのようなストラトのようなシングルコイルのギターははっきりと歯切れのよさがわかると思います。
ただ、この弾き方は簡単に歯切れのよい音がでやすくなるということで、別に順アングルが悪いというわけではありません。ギターを腰の位置あるいはそれよりもっと下げて弾くことが多く、(僕もそれがカッコいいと思う時期があってそのスタイルで弾いていた時期がありました。)それがいいと思う人は今まで通りでよいかもしれません。ギターを下げた状態で逆アングルで弾くのは無理がありますからね。ギタリストの方はエコノミーピッキングやスウィープピッキング、またはこれに準じたピッキングのテクニックの体勢にスムーズに移れなくなる可能性も出てきますので、これに関しても心配なところとなります。(これは慣れの問題なので逆アングルでも練習すれば特に問題ではないかと思います。)無理にというのは言いませんが、でもかなりお薦めのピッキング奏法です。ベーシストでピッキングの人はぜひ練習を、ギタリストの方は一度試してみてください。ジミヘン好きなかたは試してみましょう。
余談ですが、佐久間さんはプロデューサーとしても有名で僕の好きな「エレファントカシマシ」や「くるり」のプロデューサーもやったことがあるみたいです。有名なのは「JUDY AND MARY」や「BOOY」や「ブルーハーツ」もそうですね。本当にすごい人です・・・。